BLACK SMOKER RECORDS

『動き出す知性と身体、ビートの快楽は進む』（河村祐介）
エクスペリメンタルミュージックシリーズにおいて異例の大ヒット作、『Jazz Abstractions』。本作から３曲と注目のリミックスを従えて12インチをドロップ。リミックスを担当するはGonno!!月初旬発売予定

ミュージシャン、批評家などなど様々な顔を持ち、菊地成孔との活動でも知られる大谷能生。彼が〈BLACK SMOKER〉の通称“実験”シリーズ第５弾として生み出したジャズとヒップホップの遺伝子を持ち、どちらでもないアノマリー『Jazz Abstractions』。本作から３曲と注目のリミックスを従えて12インチをドロップ。リミックスを担当するはGonno。〈WC〉などを中心に国 内のテクノ・シーンで長らく活躍し、最近ではDJ Harveyのリリースなどで知られる〈International Feel〉からリリースされたシングル「Acdise #2」が、テクノ／ハウス・シーンで世界的にヒット、またDJ NOBUのFUTURE TERRORへの出演など、その活動の場所を広げている。
　
収録曲はジャズ・ブレイクスに、赤子の声とヴォイス・コラージュが不穏なる緊張感をもたらす“Thelonious Study #1”、ビートと大谷自身のラップ／ポエトリー・リーディングが躍動する“Percussion Bitter Sweet”、そして淡々としたマシンビートと言葉がストリーを紡ぎ出す“Strange Fruits”。そしてリミックスは“Strange Fruits”を。アシッドが隠し味、スピード感を徐々に上げてジャズ・ドラムを伴ってスウィングするミニマル・テクノへと拡大していくフロア・キラーな トラック。脳を動かし、身体を刺激する。（河村祐介）



Yoshio Ootani / Strange Fruits remix by GONNO

A1.Strange Fruits (Remix)

B1.Thelonious Study #1
B2.Percussion Bitter Sweet
B3.Strange Fruits (original)