「ここでは、インダストリアルとスピリチュアルという、本来、相反するものと捉えられている概念が、奇跡的に融合しているのだ」現在の関西を代表するDJ、行松陽介による極重チルアウト。5/25発売。
『Lazy Rouse』はモダン・エレクトロニック・ミュージックの最新実験報告書であると同時に、ノイズやストーナーのレコードまでターンテーブルに乗せることで、DJ・カルチャーの底意地と底知れなさを改めて思い起こさせてくれる、冒険的なミックスだ。もしくは、行松陽介が、まるで、精神を研ぎすまし、命を削るかのようにプレイする姿を知っているひとならば、ストリート(地上/現実)とアンダーグラウンド(地下/異世界)に挟まれたコンクリートにも似たグルーヴを、レベル・ミュージックとして受け取らないわけにはいかないだろう。ここでは、インダストリアルとスピリチュアルという、本来、相反するものと捉えられている概念が、奇跡的に融合しているのだ。 (磯部涼)time:73:02mastering:yoriartwork:Simon Fowler■■■■■■■■■Artist plofile ■■■■■■■■■行松陽介2008年 大阪atmosphareでのSPINNUTSとMITSUKI主催『KUHIO PANIC』に飛び入り参加して以降DJとして活動。THE NAMINOHANA SPECIALでのKEIHIN、DJ NOBUとの共演から親交を深め、2014年春、千葉FUTURE TERRORでプレイ。2015年は2度のDOMMUNE出演、goatのサポートを数多く務め、PAN showcaseではLEE GAMBLEとB2B。Oneohtrix Point Neverの前座を務めるなど、活動の場を拡げる。2016年2月、SHAPEDNOISEをゲストに迎えてPARTY『ZONE UNKNOWN』始動。
■■■■■■■■■ COMMENT ■■■■■■■■■悔しいですが行松くんの大胆で果敢なミックスはいつだって興奮させてくれるし自分の音楽を拡張させてくれます。原曲が持つ曲の力を違った側面から魅せる事ができた作家性のあるミックスに仕上がっていると思います。彼が大阪にいて良かった。 (YPY)
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